ライフウェル

各事業所の取り組みについて相互理解を深める|ライフウェルの合同研修会について紹介

先日、ライフウェルで合同研修会を開催いたしました。

合同研修会とは、日々ライフウェルの各事業所で働いている職員が一同に集まり、各事業所の取り組みをテーマに沿って発表するなど、さまざまな情報共有を行う機会です。

今回は合同研修会の担当をされていた中村さんへインタビューを行い、詳しい研修会の内容や学び、効果などを伺いました。

ライフウェルの合同研修会ではどのようなことを行いますか?

ライフウェルが設立して10年が経過しまして、熊本、宮崎などさまざまな事業に分かれて職員がおります。そのため、それぞれのスタッフの交流という場を設けようということで始まったのがこの合同研修会です。

コロナ以前はスタッフみんなで熊本に集まり研修会を行い、顔合わせのような流れで行っていましたが、コロナ禍に入ったところでzoomを活用しての合同研修会は継続していました。

内容としては当初、それぞれの事業所の取り組み発表がメインでした。
春に事業計画、事業報告を行い、秋は取り組み発表を行うことでそれぞれの事業所の特色を出そうというところが狙いでした。

ですが、最近では、大会長が決めたその年のテーマに沿って各事業所から発表を行い、みんなでディスカッションをするところが合同研修会の流れとなっています。

今回は都城と水彩の担当者へ大会長としてテーマを出していただいたため、それに基づいて発表が行われたということですね。

合同研修会の目的は以下のように記載がありましたが、中村さんの考える研修会の開催意義や効果について教えてください。

いろいろな事業所で職種が異なるスタッフ達がいて、力を入れていることや取り組みをまとめることで自分たちの強みを再認識する機会となりました。
そして、それを聞くことでお互いに良い刺激を受けることができるのではないかと思います。

また、元々医療施設で働いていたスタッフが多いこともあって、福祉で働く意味を見つけにくい部分も感じています。そういった意味で多くのスタッフと情報共有をすることで、自分自身の仕事に対して自覚できる場面に繋がっていけると思います。

小児分野で福祉の仕事をすることはお子さまだけではなく、親御さんも共にサポートしていく立場にあります。その中で今回、子育てを一緒にサポートしていくという、とても意義ある業務をやっているのだということを今一度思い返させてくれたかなと思いました。

年に一度とはいえリモートでも顔を合わせることで、会社への帰属意識も生まれるのではないかというのは期待しています。

今後もこの研修会を通して、職員一人ひとりに何らかの刺激を提供し、また研鑽の場になれば幸いです。

今回の合同研修会では「療育・個別支援について考える」をテーマに実施されたとのことですが、当日の流れや実施内容について教えてください。

今回は熊本の生活介護を行っている水彩という事業所と宮崎の放課後デイサービスを行っているカラーズの発表でした。事前にそれぞれの事業所にはレポートを書いて準備をしていただきました。

個人的なことですが、まず一番緊張したのはzoomがちゃんと稼働するか、でした。
合同研修会ではオンラインで60名近い人たちが、それぞれの施設から分かれて接続します。
今までもやってはきたのですが、私が不慣れだったのでその点が一番心配でした。

事前にシュミレーションを2回ほど行ったこともあり、当日はスムーズに進められて安心しました。各事業所の担当とコンタクトを取りながら開催できたのもよかったです。

今回は生活介護の水彩では「社会制度について」という内容をまとめてくれました。そして、放課後デイサービスを行っているカラーズからは「保護者との関わり方」というところを問題提起をしていただきました。

zoomで4つほどのグループに分けてディスカッションを行い、それからまたみんなで集まって発表会というような流れを取りました。

今回は私が委員長という形で全体の司会進行を行っておりまして、それぞれのディスカッションでは同じ事業所の中にホストをおいて、タイムキーパーを含めて進行していただきました。

今回の合同研修で印象的だったディスカッションや発表について教えてください。

仲間に対して、素直に気持ちを出しているスタッフたちの姿を見られたのが印象的でした。

当日のディスカッションでは、地域が違う、職種が違うといった事業所それぞれのスタッフ達が情報を共有していました。
その中で、スタッフにうまくヘルプを出せないというような相談もありました。日々の業務での悩みを、研修会といった場面で相談できていたのがよかったですね。

自身の課題に気づけたということが、次の一歩に繋がるのではないかと感じました。

今回の合同研修を通じて、ご自身ではどのような学びがありましたか?

今現在、ライフウェルは0歳から18歳を対象とした児童発達支援、放課後デイサービスと、18歳以上を対象とした生活介護施設を運営しています。

今回の発表を聞き、お子さんの成長を私たち自身がサポートしているんだということに改めて気付かされたと感じています。

今目の前のお子さんたちの成長を見ていることも、もちろん必要です。
しかし、同じ会社ではありますが、生活介護という卒業した後の過ごし方を知ることでお子さんたちの成長した先を見通すことができます。
だからこそ「今何をすべきか」に気づけているのではないかと思います。

今回の合同研修会では皆さんの思いの強さをとても感じられたと思っています。
目の前で困っているお母さんをどう支援したらいいだろう、といった悩みがあっても、いろいろな意見を聞くことで「それもできるんだ」「こんな方法もありなんだ」と考えることが、私自身もできたと思いますし、参加したスタッフ一人ひとりができていたと感じています。

他の職員の方の様子や感想などもお聞かせください。

皆さんの顔が見えたというのはとても大きなことでした。
みんなで社長の想いを聞くというのも中々ない機会であるため、それを聞けたこともよかったと思います。

いただいた感想で一番多かった意見は、「自分の事業所のことを知ってもらえてよかった」というものでした。

また、「zoomであったけれども、全てのスタッフが顔を合わせることができてよかった。またこれを続けてほしい」という感想をいただいたことが嬉しかったです。

合同研修を通じて職員の皆さんにはどのような成長や変化が期待できますか?

ライフウェル全ての事業所が力を合わせていることが今回再認識できた、というのが大きな力になったと思います。
悩んだ時は自分の事業所だけでなく、他の事業所にも頼れる仲間がいることに気づけたことも大きな成果だったかと思います。

事業所の取り組み発表では状況に合わせた変化を受け入れて、わたしたちにできることをできる方法でチャレンジしていくことを感じてもらえたと思います。
さらに子ども達の未来に繋がるイメージをもっと広げて、さまざまな支援やサービスの方法があるという可能性を考える努力を、私たちは続けていかなければならないと感じました。

そして、きっと今のスタッフはそれをし続けてくれるのではないかと期待しています。今後の会議での発信や、組織づくりの中で効果が出ることを楽しみにしています。

合同研修会を行った上で、改善点や今後挑戦してみたいことはありますか?

地域性も広くありますので、今後顔を合わせての開催もまた改めて必要かなと思います。

ですが、zoom開催では時間や費用のロスを減らせることや、会として成立しているので、このまま継続するのもいいのではないかと個人的には思います。

また、会社設立当初から事業所間の研修もやっておりまして、他事業所の発表を聞いた上で他の研修にも繋げられたらと考えています。
合同研修会の取り組みが、今後の事業所間の交流に繋がっていったら嬉しいですね。

まとめ

合同研修会を実施することで普段は関わる機会が少ないさまざまな事業所のスタッフと意見・情報の共有をすることができました。

改めて、スタッフ一人ひとりが自身が日々行っているお子さんとそのご家族を支えるという業務の目的を再認識するなど、本質的な気づきを得られたと思います。

「ライフウェル」として一丸となって、今後もより良いサービスを提供できるよう取り組んでいきます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA