事業所での支援は、職員とお子さんだけで進めていくものではありません。ご家庭での様子を教えていただき、事業所での様子をお伝えする。そうしたやりとりの積み重ねが、日々の支援を支えています。
送迎時のやりとりに加えて、腰を据えてお話しできる時間があれば、お伝えできることはもっと広がります。
今回は、都城事業所でおよそ4年ぶりに開催した総会の様子をご紹介します。保護者の皆さまに事業所の今をお伝えし、職員と顔を合わせていただく一日となりました。
総会を開催した背景
きっかけは、保護者の皆さまからいただいた声でした。新しく仲間に加わった職員も増えるなかで、「新しい職員のことを知りたい」というご要望をいただいていたのです。
職員と保護者の方が、もっとじっくりお話しできる機会もつくりたい。そう考え、総会というかたちで保護者の皆さんにお声がけし、集まっていただくことになりました。
目的は大きく2つ。事業所がどのような活動をしているのかをお伝えすること。そして、職員と保護者の方が顔を合わせ、信頼関係を築いていく場をつくることです。
総会に向けた準備
まずは職員の紹介から
職員が一堂に会する機会ということもあり、準備は職員の紹介から始めました。どの職員がどの事業所に所属しているのかをお知らせし、「こういう顔ぶれになりました」とお伝えするところからです。当日のプログラムでも、自己紹介をいちばん最初に持ってくることにしました。
事業所の今が伝わる資料づくり
利用されるお子さんも職員も増えてきたなかで、日々どのように動いているのかを、この機会にきちんとお伝えしたい。そう考え、現状が伝わる資料を用意しました。
生活介護には何人、児童発達支援には何人というように、利用されている方の内訳をまとめた表。朝から夕方まで、職員がどのように動いているかがわかる一日のスケジュール表。そして、職員同士の情報共有に使っているツールの活用状況です。
これらの資料には職員やお子さんの氏名が含まれるため、個人情報に配慮し、スライドでご覧いただくかたちでご紹介しました。学校やご家庭からいただいた情報が一日にどれくらい届き、どのように職員全員へ共有されているのか。みんなでみんなを見ている体制であることを、この機会にお伝えしたいと考えていました。
あわせて、今年度のイベントや最新の取り組みも紹介。最後にはインスタグラムとホームページのQRコードをお配りし、日々の様子を発信していることもお知らせしました。
当日の流れ
当日はまず、職員の自己紹介からスタート。全職員が参加し、保護者の皆さまに顔と名前を覚えていただく時間としました。
続いて、用意した資料をもとに事業所の取り組みを報告。さらに部長から、生活介護とはどのようなサービスなのか、現在の取り組みと、これから力を入れていきたいこと、国や県の動きも含めて説明しました。
その後は質疑応答の時間です。保護者の方が日ごろ感じていることをお話しいただき、その場でお答えしました。
最後は交流タイム。事業所ごとに分かれ、少人数で過ごす時間を設けました。質疑応答のような改まったかたちではなく、雑談に近い雰囲気です。事前にお配りしていた職員の自己紹介カードが話のきっかけになり、「こういうことが趣味なんですね」といった会話も生まれていました。
保護者の方にとっては、職員と話すだけでなく、同じ立場の保護者の方と出会う機会にもなります。普段はなかなか顔を合わせることのない方同士がつながることも、この時間の大切な意味のひとつでした。
当日の雰囲気と、保護者の声
会の後には、「すごく良かった」という声を多くいただきました。
保護者の皆さんが「参加しよう」とお互いに声をかけ合ってくださり、多くの方にお集まりいただくことができました。
当日はアンケートも実施しています。いただいたご意見は、次回に向けて大切に受け止めています。
職員にとっての学び

準備を進めるにあたり、まず保護者会の代表の方に、どのように交流すればよいかをご相談しました。そのときにいただいたのが、「これだけ取り組んでいるということを、きちんと伝えたほうがいい」という言葉です。
日々の支援は、当たり前のこととして積み重ねているものです。けれど資料にまとめてみると、自分たちが取り組んできたことが、職員自身にも改めて見えてきました。伝えることは、振り返ることでもあったように思います。
そして何より、職員全員が保護者の皆さまと顔を合わせられたこと。「こういう人がいるんだな」「この人が看護師さんなんだな」と知っていただけたこと自体が、大きな収穫でした。
今後の開催に向けて
アンケートでも「年に一回くらいは開催してほしい」という声をいただいており、年1回の開催を続けていきたいと考えています。
あわせて考えているのが、新しい職員が入ったときの紹介の場です。入職のタイミングでご紹介はしていますが、その人となりまで知っていただける機会を、これからもっと増やしていきたいと思っています。
最新の取り組みをお伝えしていくことも、今回得た手応えのひとつです。総会では、視線入力システムの導入を始めたこと、ウレタンクッションを活用したポジショニングの取り組みを、熊本の事業所と連携しながら進めていることをお知らせしました。どちらも保護者の皆さまの反応がとても良く、今後も進み具合をこまめに共有していきたいと考えています。
まとめ
総会は、特別なことをする場ではありません。けれど、事業所の今を知っていただき、職員の顔を覚えていただくことは、日々の支援を支える土台になります。
およそ4年ぶりに集まったこの日が、保護者の皆さまにとって安心していただける時間になっていれば、嬉しいです。
ライフウェルはこれからも、支援の専門性とあわせて、ご家族と一緒に考えていける関係づくりを大切にしていきます。
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