都城事業所では、宮崎県都城市に2026年1月にオープンした「KIRISHIMA GREENSHIP icoia」へお出かけしました。
温室や水槽のある環境の異なる場所を訪れるのは今回が初めて。普段はなかなか味わえない自然を感じてもらったり、いつもとは違う環境の中で新しい経験をしてもらいたい、という思いから、今回の行き先に選ばれました。
車椅子やバギーをご利用の方も一緒に参加し、社会参加の機会づくりと、安全で安心な外出体験を目的に企画。
ご自身で飲み物を選んだり、店員さんとやり取りをしたりする中で、公共の場でのマナーを学んでいただくことも狙いのひとつです。
今回は、児童発達支援 カラーズと生活介護 カラーズでお出かけした様子をご紹介します。
KIRISHIMA GREENSHIP icoiaについて

「KIRISHIMA GREENSHIP icoia」は、芋焼酎「黒霧島」などで知られる霧島酒造とスターバックス コーヒー ジャパンのコラボレーションにより、2026年1月27日に宮崎県都城市にオープンした複合施設。
建築家・隈研吾氏が設計を手がけ、ドライブスルー付きのスターバックス店舗、霧島酒造直営店「KIRISHIMA LIFE STORE ipomea」に加え、亜熱帯植物や大きな水槽のある植物園「めぐりの森」、霧島山や沖水川を見渡せる屋上庭園「見晴らしの丘」、芝生エリア「いこいの庭」などで構成されています。
焼酎づくりの過程で生まれる熱エネルギーやサツマイモ発電を活用するなど、環境への配慮も特徴の施設です。
準備から当日までの流れ

初めて訪れる場所だからこそ、事前の準備は綿密に行いました。
バギーでの入店可否や通路の幅、店内の安全な移動ルートを、実際に訪問して事前に確認。ご家族にも移動方法や安全面の配慮事項、トイレ設備の状況をお伝えし、外出の許可をいただいた上で計画を進めました。
これまでも訪れたことのあるお店はありましたが、室内植物園のような環境の異なる場所は初めて。普段はなかなか味わえない自然の空気に触れてもらいたい、そんな思いも今回の行き先選びの理由になっています。
児童発達支援 カラーズのお出かけの様子

まず訪れたのは植物園「めぐりの森」。コーヒーの香りを楽しんだり、コーヒーの木を観察したり、水槽の魚を眺めたりと、普段はなかなか味わえない環境に触れました。
事前に頼まれていたお遣いでは、店員さんの協力を得ながら買い物を体験。イートインスペースで味見や食事を楽しんだあとは、屋上庭園「見晴らしの丘」へ。
高さのある場所があまり得意ではない子たちも、無理のないようサポートしながら一緒に上まで上がり、霧島山を眺めながら記念撮影。滞在時間は2時間ほどで、午前中のうちに施設へ戻りました。
お子さんたちの反応


新しい場所に慣れない様子のお子さんもいましたが、多くは落ち着いて過ごし、「これが飲みたい」「これが食べたい」と自分の気持ちを伝える場面も見られました。
現地のスタッフさんにも配慮いただき、自分でお金を払う買い物体験もでき、空いているスペースを見つけてゆったりと食事。くつろいだ時間を楽しんでいました。
生活介護 カラーズのお出かけ

生活介護 カラーズで訪れた時は、非常に天気が良く、気持ちの良い空間の中過ごすことができました。
天気に恵まれたこの日は、屋外のテラス席で外の空気を感じながらコーヒーをテイスティング。店員さんとの自然なやり取りや、くつろいだ様子でのひとときに、日頃とはまた違った一面を感じられました。
施設がオープンして間もないこともあり、テラスは他のお客さんも多く賑わっていました。
今回のイベントを経て

全体的に大きなトラブルもなく、終始皆さん楽しそうに過ごしていただけました。
一方で、バギーの方は植物園への入場が難しかったり、園内の気温が高く暑さが苦手な方には配慮が必要だったりと、新たな気づきもありました。
オープンして間もない施設は来場者も多く、混雑する時間帯を避けることの大切さも実感しました。
屋外が苦手な方、逆に室内で緊張しやすい方など、利用者お一人おひとりの好みや特性に合わせたメンバー構成も、今回の経験から見えてきた大切なポイントです。
ご家族との外出では選びにくいカフェでの体験や、コーヒーのような普段あまり口にしない飲み物との出会いを、これからも大切にしていきたいと思います。
広がる「バリアフリー観光」という視点

近年は観光地でも、車椅子やバギーを利用する方が安心して立ち寄れるよう、施設のアクセシビリティ情報を発信する「バリアフリー観光」「ユニバーサルツーリズム」の取り組みが広がっています。
宮崎県内でも観光案内サイトなどで対応スポットの紹介が進められており、今回のような外出計画の際に、事前情報として活用できる場面も増えてきています。
まとめ
新しい場所、新しい体験は、利用者の皆さまにとっても、私たちスタッフにとっても、たくさんの発見につながりました。
「知らない場所は少し怖い」から、「今度はどこに行こうか」という気持ちの変化を間近で見られたことも、今回の大きな収穫でした。
これからも、一人ひとりに合った「行ってみたい」を叶える外出を、小さな挑戦の積み重ねとして大切に企画していきます。
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