皆さん、こんにちは!ライフウェル都城事業所のスタッフです。
今回はライフウェルで行った駄菓子屋さんイベントの様子をご紹介します。
バギーや車椅子を使用していることが多い重症心身障がい児のお子さんは、駄菓子屋さんの店内で買い物をすることが難しいという課題があります。
そのため、今回はライフウェルの一室を使用して、駄菓子屋さんの雰囲気や楽しさを感じていただきつつ、好きなお菓子を買う「お買い物体験」を楽しんでいただきました。
イベントの目的
今回の駄菓子屋さんイベントの一番の目的は、お子さんに駄菓子屋さんでのお買い物を楽しんでいただくことです。
駄菓子屋さんはバギーや車椅子でのお買い物が難しい店内であることから、今回は実際に駄菓子屋さんをされている店舗の方にご相談して開催しました。
カラーズの事業所でお子さんが通りやすく、お買い物を楽しみやすいようなレイアウトを考え、療育室を駄菓子屋さんの雰囲気に装飾しています。
駄菓子屋さんの方ともミーティングをさせていただき、お子さんにとって食べにくい飴やガムを避けて数十種類の駄菓子を持ってきていただいています。お子さんが喜ぶくじ引きなど盛り上がるアイテムもご用意いただきました。
イベントの流れ
駄菓子屋さんのイベントは2025年04月01日(火)に開催。
当日のお昼頃から駄菓子屋さんの方にきていただき、スタッフが協力しながら療育室の飾り付けや駄菓子を並べ始めました。
準備後はお子さんと一緒に駄菓子を見てまわりながら、自分の好きなお菓子をカゴに入れて選んだり、お買い物を楽しみました。
今回は1人200円という設定にしていたため、お子さんと相談しながら金額も調整し、外でお買い物をするのと変わらない状態でゆっくりと楽しんでいただけたと思います。
また、当日参加ができなかったお子さんには200円分のお菓子の詰め合わせを後日お渡ししました。
当日のお子さんのご様子
駄菓子がたくさん並んでいる様子を見られて楽しそうなお子さんが多くいました。
中には「なんでお菓子がここにあるの?」と不思議そうな表情をされていた方もいらっしゃいました。
実際にお買い物を楽しんでいるお子さんたちはウキウキと自分の好きなお菓子を探していたり、くじ引きにも嬉しそうな表情でした。
後日、お菓子の詰め合わせをお渡ししたお子さんたちも喜んでいまして、次は参加したいというお話しもあります。
また、当日のお写真を見たご家族の方からは「お子さんと一緒に参加したい」というお声を複数いただいたので、今後お買い物を体験できるイベントを企画する際はご家族もご一緒に参加できるイベントにしたいと考えています。
駄菓子屋さんの企画担当スタッフにインタビュー!
駄菓子屋さんの企画を担当されたスタッフの甲斐さんにお話しを聞きました。
イベントの取り組み内容だけではなく、工夫されたポイントや今後の目標など、さまざまなご質問をしたのでぜひご覧ください。
今回の駄菓子屋さんイベントはいつから企画されたのですか?
スタッフ間でイベント企画の話がでたのは春休みに入る3月頃でした。
お子さんたちが楽しめるイベントを開催したいということで、駄菓子屋さんの話をしていた中、駄菓子屋さんに相談したところ、すぐに承諾をいただいて開催の企画が始まりましたね。
その後、数回に渡って駄菓子屋さんの方やスタッフと相談しながら、企画を進めていきました。
駄菓子屋さんを企画する上で工夫したポイントを教えてください。
今回のイベントではお子さんたちに駄菓子屋さんへ行ったような雰囲気を味わってもらいたいという思いがありました。
なので、駄菓子を見ていただくお部屋の飾り付けは工夫し、「今お買い物に来ている」と感じていただきたいと思っていましたね。
買い物がしやすいレイアウトはもちろんですし、例えば、駄菓子の絵を印刷して色塗りして、駄菓子を販売するテーブルに飾ったりもしました。
その他にも今回は200円という設定の中で開催したので、バギーに乗っているお子さんや会話でのコミュニケーションが難しいお子さんであっても、スタッフと一緒に相談しながら自分で金額に合わせて選ぶ体験をしていただくことができたと思います。
企画担当者として、今回の駄菓子屋さんはいかがでしたか?
今回は実際に駄菓子屋さんという非日常をみんなで味わえたと思っています。
みんなで楽しめたら良いと思って企画をしたので、スタッフが一緒に楽しんで買い物をすることで、楽しさや明るい雰囲気が子どもたちに伝わったのではないかと感じましたね。
今後もお買い物イベントに限らず、お子さんやご家族まで含めて楽しめるイベントを開催していきたいです。
まとめ
今回は都城 カラーズで行った駄菓子屋さんイベントの様子をご紹介しました。
日常的なお買い物体験が難しいお子さんたちに、ライフウェルの事業所という中であっても非日常を体験していただく機会になったと思います。
実際に自分で選んで購入するお買い物体験としてはもちろん、駄菓子がたくさんある空間自体や好きなお菓子を選ぶことも楽しんでいただけたと感じています。
今後もさまざまなイベントを通して、お子さんに楽しい経験をしていただきたいです。
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