こんにちは!
理学療法士の中村です。
先日、タイのチャンタブリーで開催された一般社団法人日本車椅子シーティング協会(JAWS)国際委員会の事業、アジア姿勢保持プロジェクト(ASAP)の座位保持教習にメンバーの一員として参加させて頂きました。
教習後には、地域の保護者団体の所へ行き、車椅子を寄付し、お子さんに合わせてシーティングも実施しました。
3日間の教習は、講義やデモンストレーションに加えて、実際に現地のお子さんに対して評価を行い、その結果を元に強化ダンボールとウレタンを用いて椅子を作成するという実践的な内容となっています。
講義の際には、少ないですが、事例紹介やハンドシュミレーションをさせて頂きました。
資料作成を通して、改めて自分の姿勢評価や道具の導入に関する考え方を整理できた事や講義で大切にしている考え方や思いを発信できた事が自身にとっても良い経験となりました!
実習では、参加者の皆さんの椅子の組み立てからお子さんの評価、シーティングといった一連の流れのサポートを行い、明るく一生懸命なタイの参加者や可愛い子ども達とたくさん交流する事ができました!
目の前の子ども達の為に椅子を作るという共通した目的に向かって、みんなでディスカッションしていた時間がたまらなく楽しかったです!
ASAPの教習の翌日は、チャンタブリーの保護者団体へ車椅子の寄贈及びシーティングを行いました。
車椅子のシーティングでは、短時間で情報収集や子どもの評価を行い、それを元に設定を変更したり、持ち合わせのものを使って次々に車椅子を合わせいきました。
1つ1つの車椅子が形になり、子どもが座れた時のみんなの笑顔がとても印象的で、大変でしたが幸せな時間でした。
シーティング後にご馳走して頂いた料理も最高でした!
お昼からは、保護者団体の代表の方がドリアン園や付近の寺院などに連れて行ってくれて、チャンタブリー観光も楽しめました!
日本の車椅子のエンジニアや先輩PTの皆さん、タイ国立マヒドン大学理学療法学部(PTMU)の方々と一緒に過ごさせて頂いたこの1週間は、自分自身にとってかけがえのない貴重な経験となりました。
この経験を日々の利用してくれるお子さんやそのご家族の支援にも活かしていきたいと思います!
活動の様子はInstagramにもアップしていますので、ぜひご覧ください!